TD(HKS GT-III)タービンとは
長らく親しまれている三菱重工製TDタービン、重機用から始まり、今やあのマクラーレンを始めBMWなどのヨーロッパ車にも純正採用されています。
パフォーマンス(チューニング)系ではトラストさんのGreddyが有名です。
最近ではHKSさんのGT-IIIもセンターカートリッジはTD(えっ!ならトラストさんと同じ!)です。
ブッシュタービンで、比較的低回転域からフラットなトルクが発生し、高回転域もそこそこのパワーが伸び、扱い易いタービンとして人気があります。
オイル管理もGT-BBほどシビアーではなくメンテも楽です。
ただ、排圧管理をしっかり行うのが大変重要です。
GT-IIIタービンのトラブルで一番多いのが排圧が高過ぎる為のスラとスト方向のガタです。
GT-IIIのタービンホイール(排気側の羽根)はTD05HつまりノーマルランサーEVO、T517/8と同一です。つまり400psが限界です。
コンプレッサーホイールは18G辺りが限界です。
これに風量のある鍛造コンプレッサーホイールを組み合わせますと、排圧的にはかなり危険な状態になります。 少しブーストを高めますと直ぐにスラスト方向に動くというトラブルが発生するわけです。
このトラブルを解消するには、タービンホイールをより高風量に適した物へ交換し、それに合わせてタービンハウジングを拡大する必要があります。
具体的にはTD05HタービンホールをTD/F06クラスに拡大する事になります。
この度取り扱いを始めたTF06タービンホールは、9枚羽根となりレスポンスと排圧管理の両立を高次元で両立しており、EVO9/10用の三菱純正UPGRADEタービン(450ps対応)に装着されており実績は証明済みです。
T517/8Z、GT-IIIタービンのトラブル、パワー不足でお悩みの方是非ご相談ください。